豆本は手のひらに収まる程度の小さな本の総称です。
豆本の定義はさまざまですが、18世紀までは、縦4インチ(100 mm)以下、19世紀以降は3インチ(75 mm)以下を豆本と言っていました。
外見が小さいだけではなく、中身も小さな文字で普通の本のように作られています。「いかに小さな本にするか」を追求することは本づくりの様々な技術の追求につながっていました。
展示している活字は「三号活字、4本組」と題しており、7字×5行=35字の文章を一本の活字として鋳造し、それを4本1組で140文字の1ページとして組版したものです。